経営指針発表会(2018年6月期)
8月25日に今期(2018年6月期)の経営指針発表会を実施しました。
社長に就任してから「経営計画」発表会として毎年実施してきましたが、今回から「経営指針」に改めて発表することにしました。
私が所属している三重県中小企業家同友会では、
経営理念:経営の基本的なあり方(会社の目的、目指す姿など)
経営方針:事業環境分析に基づく会社の中期的な方向性
経営計画:1年間の具体的な実行計画
の3つをもって「経営指針」と呼んでおり、これを成文化して自社内で共有しようという活動を行っています。
昨年末から半年間、経営指針成文化のためのセミナーを受講したことをきっかけにこれまでの経営計画書を見直し、今回が「経営指針書」として作成したものを初めて社員に発表する機会となりました。
私にとって今回の発表のポイントは、経営理念を見直したことです。
先代(現会長)が掲げた「希望」「工夫」「感謝」の理念を踏襲しつつ、弊社の存在意義や社員とともに成長を目指す私なりの思いを表現したものに変更するとともに、「希望」「工夫」「感謝」は『三精神』として弊社の心の土台に据えることとしました。
新しい経営理念は少々長い文章になっていますが、これから社員に浸透するように折にふれ伝えていきたいと思います。
また今回の発表では、当社の仕事が多くの産業製品に欠かせないものであり、ものづくりの大切な役割を担っていることや、会社が存続を第一とし、そのために会社は社員とともに成長しなければならないことも話しました。ぜひ誇りと自覚をもって日々の仕事に取り組んでいきたいものです。
発表会全体としては、私からの指針発表のほかに改善報告の表彰や事例発表、グループ討論(意見交換会)など、社員主体で行う活動も盛り込みました。
意見交換会では「皆さんが考える理想の現場”夢工場”」というテーマを設定し、工場、事務所で「こんなことができたらいいな」「あったらいいな」と思うことを自由に話しあってもらいました。すぐにでも実行すべき現実的な意見から、まさに夢というような理想まで活発な意見交換になったと思います。
今回の発表会、このやり方でよかったのかなと反省するところもありますが、社員にも会社のことを考えてもらう機会としてはそれなりの成果もあったと思います。
これを機会に今期も活気あるものづくりを進めることができれば良いなと思います。