経営指針発表会を実施しました(2025年6月期)
2025年6月期(第55期)経営指針発表会を実施しました。
2010年の社長就任以降、「経営計画書」として発表を始めて15回目、「経営指針書」と名を変えてからは8回目の発表でした。
経営指針書作成にあたり、前回からの取り組みになりますが、社員全員で意見交換(グループ討議)しながら内容を更新しています。事業環境分析、事業領域の定義、今後の戦略、重点課題など3ヵ月程度の時間をかけて検討を重ねてもらいました。
今回は事業領域の定義を見直すこととなり、これまでの「少量プレス板金加工の駆け込み寺」を改め、「少量プレス板金加工の『ほっ!』とライン」としました。若い年代の社員には「駆け込み寺」って何?ということだそうで、改めて社員から意見をもらって掲げたのが「『ほっ!』とライン」という言葉です。
ホットラインとは、緊急時の直通電話、2国首脳間の直通電話といった意味がありますが、身の上相談などのために設けられた電話線とか相手と直接接触するための手段といった意味もあるようです。プレス板金加工のお困りごとをお持ちのお客様より弊社に直接ご連絡頂き、ご相談への対応、課題解決することで、お客様に「ほっ!」と安心して頂きたいという思いを込めた「『ほっ!』とライン」です。
また、今回の経営指針書では「10年ビジョン」についても検討し、まとめることができました。10年後の社会と自社の姿について、こちらも社員に意見交換を重ねてもらいました。様々な角度から多くの意見が挙げられ、私なりにまとめてみました。短期的、現実的な目標とは少し異なる、こうありたいなという理想のような内容も盛り込むことができたかなと思います。一方で、その理想を現実のものとするために単年度でどんなことに取り組むのか、これから具体的に考え、実行していかなければなりません。その意味では、改めて身の引き締まる10年ビジョンにもなったと思います。
年1回の重要イベントと位置づけている経営指針発表会ですが、社員の皆さんの参画、力添えがないと成り立たないなという思いが年々強くなります。また、社員の参画、力添えのおかげで年々少しずつですが進化したものになっていると思います。厳しい事業環境の中でも会社としても社員とともに進化を継続できるよう、一丸となって今期も頑張ります!