経営指針発表会(2020年6月期)
8月30日(金)、2020年6月期の経営指針発表会を実施しました。
◆2019年6月期経営指針の振り返り(成果確認)
◆2020年6月期経営指針の発表
◆改善報告 優秀賞・特別賞の表彰
◆改善事例報告
◆グループ討論
◆品質・環境管理活動報告
と、例年と同様の内容で、社員にもできるだけ発言の機会があるように役割を担ってもらいました。
前期(2019年6月期)は前年比増収減益となりましたが、昨年9月に大きな設備投資を行ったこともあり減益を見込んでいた中で、当初計画を上回る結果ではありました。
今回の業績で私自身が最も嬉しかったのは、労働生産性が改善したことでした。「働き方改革」が叫ばれる中で、その本質である生産性の向上が目に見える成果として表われたことは、社員の皆さんがこの1年間「いいモノを早くつくる」ために頑張った証しだと思います。
社員による労働時間の偏りが完全に解消している訳ではない面もあり、今後、更に皆で助け合える仕事の進め方ができれば、生産性向上の伸びしろがまだあるのではないかと期待もできます。
また、恒例となりつつあるグループに分かれての意見交換会では、
「皆さんが(仕事を通して)社会に提供する価値とは?」
「会社が、社会に提供する価値とは?」
というテーマで話し合ってもらいました。
事前に社員に伝えていたとはいえ、 とても難しいテーマだなとの思いもあり、「みんなが意見を出せるのだろうか」と正直かなり不安でした。
意見交換が始まってみると、どのグループも意外に(といっては申し訳ないのですが・・)活発な話し合いがなされ、各グループからの発表では興味深い意見がたくさん出てきました。
・そもそも価値とは何なのか?
・自分たちが作っている部品がなければ、動かないものがある(電車の扉、コピー機などなど)
・暮らしを良くするためのものを作っている
・お客様の希望する想いを形にできる
・仕入先や協力加工先に仕事を提供することで貢献している
・納税等で国にも貢献している
・前田テクニカに勤めていることが価値。前田テクニカの社員一人ひとりが価値(嬉しいことをいってくれます・・・)
などなど・・・
会社の経営理念について考えるきっかけにしてもらいたい。社員の皆さんの存在、仕事が、社員自身や家族のためだけにあるのではなく、いろいろな「他の誰か」のためにもなっていることに誇りと責任を感じてもらえたらと思って取り組んだ今回の意見交換会ですが、すごくレベルが高いと感じる話し合いになり、真摯にテーマに向き合ってくれた社員に頼もしさを感じましたし、私自身がとても勉強になりました。
頼もしい社員の皆さんにどうやって活躍の場を提供できるか。そして、社員と家族の生活を支えるとともに、社会に役立つ会社としてどんなことに取り組むか、そんな思いを強くするとても意義深い経営指針発表会になったと思います。
発表会後の懇親バーベキューを含め、充実のイベントを支えて頂いた皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。